自社がどう見られているのか ポジショニングを意識する

 

工務店専門のコンサルティング会社

 

③ ポジショニングの設定

自社のポジショニングを決めると顧客から見つかりやすい

「ターゲット」が決まれば同時に自社の「ポジショニング」も決める必要があります。
「ポジショニング」とは、その名の通り「位置づけ」です。
様々な会社が存在するこの住宅業界で、自社はどういう位置にあるのかを自分たちで明確にしていくことがとても重要なのです。

「どんな家を造っているのか」「規模はどのくらいなのか」「どんなこだわりを持っているのか」「何が得意なのか」など、そのポジションをまず自分たちで決めることで、自社の表現の仕方が決まります。
つまりアピールするポイントが決まるということです。

他のページでも触れていますが、現在は情報が溢れている時代です。この中に埋もれず自社をしっかりと目立たせるためにも、このポジショニングを明確にしていくことはとても重要な作業です。

そして、このポジショニングはターゲットとの関係性を意識して決めていく必要があります。
つまり、想定したターゲットからみてわかりやすく興味をそそるポジショニングでなければいけません。

「デザインにこだわる人」がターゲットであれば「デザイン力のある工務店」というポジショニングを重要視しなければいけませんし、「技術系のエンジニア」をターゲットにしたなら「耐震性や断熱性にこだわっている会社」というポジショニングが必要になるでしょう。

「年収の高い人」がターゲットなのに「安っぽい家を造る会社」にみられてしまっていては、そのターゲットを捕まえることは限りなく不可能です。

そして、このポジショニングが明確になり、そして魅力的な会社として知名度が高まっていけば、それが「ブランディング」ということに繋がっていきます。
その会社のポジショニングは「ブランドポジション」というものになり、その結果、少ない営業力でも成約できるようになるようになれば理想の形です。

「ブランドは顧客の頭の中にある」とも言われています。
つまり、会社がどんなにアピールしようともブランドを決めるのは顧客ということです。

しかし、その会社がポジションを明確にしてアピールしていくのと、不明確なままでアピールしていくのとどちらが早くブランディングできるのかはいうまでもありませんね。

「自社のポジショニングをきめる」といくことは「顧客にとってわかりやすい会社になる」ということです。