注文住宅の工務店にとって最適な組織を構築すること

 

工務店専門のコンサルティング会社

 

⑥ 目標に応じた最適な組織を作り上げる

スタッフの役割を明確にして必要なスキルアップで組織を強化

私たちがコンサルティングを進める上で大きな目的は、「戦略の立案・構築」と、それを実践できる「最適な組織の構築」です。
いくら理想的な戦略が構築されても、それを動かしていくための最適な組織構造になっていなければ、充分な効果は望めません。

そこで、どのような組織にすべきかということになります。
まずは「数値目標」を定めます。ここでの数値とは「売上高」「粗利益」「受注棟数」です。このうち最も重要視したい数値は「粗利益」となります。
何故なら、これは「固定費」と大きく関係してくるからです。

「固定費」とは売れても売れなくてもかかる経費ですから、「粗利益」「固定費」を上回らないと「赤字経営」ということになります。
少ない「固定費」で多くの「粗利益」を出せば会社は健全に運営できるということになります。

その固定費のうち大きく締めるのが「人件費」です。つまり、健全経営のためにはいかに「少ない人件費」「大きな粗利益」を出すことができるか、ということが重要になるわけです。
「少ない人件費」とは決して「スタッフの給与を安くする」という意味ではありません。無駄にスタッフを増やすのではなく、それぞれのスキルと組織力を高めて「少ない人数」で利益を出すということです。

組織を構築する上での「数値」を考える順番はこういうことです。

①現在の「固定費」から逆算して目標とする「粗利益」を算出する


②現実的な「粗利益率」を設定して、「売上高」を逆算する


③1つあたりの平均受注金額を想定して「年間受注棟数」を算出する

これが達成できている会社は何の問題もないかもしれませんが、達成できていない会社の場合はこの「年間受注棟数」を実現できる「戦略」と「組織」をどうやって作るかということが最重要テーマとなっているわけです。

ここで問題になるのが、「粗利益率」「平均受注金額」です。「粗利益」というのはある意味「付加価値」ということですから、提案力や接客力などの人のスキルが大きく関与してきます。
また、平均受注金額もターゲット層と関係してくるので、金額が上がれば上がるほど客層が上がり、それに対応するスタッフのスキルや知識も問われます。

このように目標値と営業戦略を決めていく中で、「現在のスタッフの力をどこまで高める必要があるのか」、または「チームとしての組織力をどのように作り上げるべきか」が重要なテーマになり、だからこそ私たちがサポートする大きな理由があるのです。

それぞれのスタッフのスキルや知識を深めながらも、個人に頼るのではなく「チーム」としての組織力を高めることがそれを実現させる方法です。

私たちは、このような組織のあり方をご提案して、その中でスタッフのスキルアップにつながるような指針とサポートを提案します。